散歩の途中で、鮮やかな赤色の花が咲いてるのを見つけました。
「彼岸花」です。ちょうど秋の彼岸の頃に花が咲くことから名づけられました。
「暑さ寒さも彼岸まで」。
少し、涼しくなってきた頃、突然茎が伸びてきて鮮やかな色の花を咲かせ、数日で花が終わって茎だけになります。
「花と葉が同時に出ることはない」という理由から「葉見ず花見ず」とも言われるそうです。
また韓国では、「葉のあるときには花はなく、花のときには葉がない。」
このことから韓国では「サンチョ(相思華)」と呼ぶそうです。
「花は葉を思い、葉は花を思う」という意味からだそうです。
なんだか切ないですね。
別名「曼珠沙華」(まんじゅしゃげ)。「天上の花」という意味もあります。
おめでたい事が起こる兆しに、赤い花が天からふってくるという仏教の経典によります。
根のところにはリコリンという毒があるそうです。
この毒は、水で何回もさらせばとれるので昔の人はこの根の部分からデンプンをとって
飢饉の際の食料としていたそうです。
ヒガンバナ(彼岸花)/ヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草
リコリス、曼珠沙華(マンジュシャゲ)
花ことば/情熱、悲しい思い出、独立、再会、あきらめ