宿根スイトピー ブルーフレグランス

マメ科 / レンリソウ属(ラティルス属)

原産地:イタリア・シチリア島

 

今回の花辞典は「宿根スイトピーのブルーフレグランス」です。

宿根スイートピーは、初夏に開花する宿根草で「サマースイートピー」とも呼ばれ、地中海シチリア島が原産です。

【特徴】
  • 花色は白、赤、ピンク、紫、オレンジ、複色などがあり、香りがあります
  • 初春に出回るスイトピーと比べて肉厚な花弁で、丸みのある「豆」らしい花形をしています
  • 丈はやや短めの20~30cm程度で、小花としてブーケや小さめのアレンジにおすすめです
  • 花持ちがよく、ほんのり微香で扱いやすいサイズなので、小ぶりな花瓶でも気軽に飾ることができます
【水揚げ方法】
  • ドライフラワーには不向きで、水揚げや湯揚げで扱います。その際は花に熱気が当たらないように注意しましょう
【生産地】
  • 宮崎県や佐賀県など、スイートピーの生産量が多い地域では、宿根スイートピーが生産されています
  • 宮崎県の国富町で生産されたブルーフレグランスという品種は、透明感のある花色が美しく、マスカットを思わせる甘くさわやかな芳香があることで注目を集めています

 

今回の季節の花コース②や、基本マスター「クレッセントスタイル」で使っているこのスイトピーは、JA宮崎(国富町)からやってきました。

宮崎市や国富町は冬でも温暖な気候と日本一長い日照時間を活かし、野菜、日向夏、完熟マンゴー等の果実や、コチョウラン、トルコギキョウ等の花卉施設園芸が盛んです。

花も春から夏に変わってきています。市場では向日葵も出回っています。季節先取りしながらご一緒に楽しんで生きましょうね。

真宗 優子

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